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4.攻撃についてA


 今回も攻撃について。ですが、前回の予告を少し変更して、ダッシュ攻撃と必殺技についてです。キャンセルは次回で詳しく解説します。


 ダッシュ攻撃も必殺技も、「特定のレバー操作+ボタン」という操作で出すことができます。この「特定のレバー操作」のことを、コマンドといいます。


 コマンドは技によって異なります。ダッシュ攻撃なら前・前ですし、あかりのケミカルインパクトなどは下・下です。これらを出すためにはタイミングが重要なのですが(タイミングしか重要ではないとも言えます)、中には少々難しめのコマンドもあります。
 そういったコマンドの技の出し方について解説します。
 ちなみに、コマンドは全て右向き時のものです。左向きのときは左右を反対にして入力しましょう。


 ここでは、俗に「波動コマンド」と呼ばれるものを解説しましょう。これに当てはまる技は、あかりのお玉投げや芹香の雷などです。
 コマンドは、「236(下・前斜め下・前)」と入力してボタンを押します。まずはしゃがんで、そのまま前へ歩き出すような感じでレバーを入れ、ボタンを押すと…上手くいくはず、です。
 コツとしては、下から前へ転がすようにする、速度よりも正確さを優先するなどがあります。出ない場合は出せる人に手元を見てもらい、アドバイスしてもらうといいでしょう。

まずはしゃがんで… そこから前へ。立ちあがったら ボタンを押せば ほら、出た。


 キャラによっては、「623(前・下・前斜め下)+ボタン」や、「41236(後ろから下を通して前まで半回転)+ボタン」などのコマンドの必殺技を持っていたりします。波動コマンドが出せるようになったら挑戦してみましょう。


 以下に、波動コマンドがどうしても出せない、という人へ処方を書いておきます。参考までにどうぞ。


不慣れなうちはありがち。気にしない。
1.ジャンプしてしまう
 入力が速すぎて、下・前斜め下・前・前斜め上、とレバーが入っていると思われます。レバーを前で止めるくせをつけましょう。

焦らないことが最も重要。ゆっくりといこう。
2.必殺技ではなく、通常技が出る
 まず、通常技が立ちのものかしゃがみのものか、を見てみましょう。しゃがみのものなら、ボタンを押すのが速すぎると思われます。手元を見つつ、タイミング良くボタンを押すようにしましょう。立ちの通常技が出る場合は、レバーが前斜め下から入っている可能性があります。真下方向から入力することを意識してみましょう。

3.出そうとしたのと違う必殺技が出る
 どんな必殺技が出たのかによって処方は異なりますが、「623」コマンドの必殺技が出た場合の処方を記します。
 歩きつつ波動コマンドを入力しようとすると、前に歩いているときに「6」が入力されていると見なされて、「623」コマンドの技が出てしまいます。止まった状態から入力を始めてみましょう。


 とまあ、そんなとこです。しかし正直なところ、コマンド技を出せるようになるためには、反復練習しかないのが現実です。根気良く練習してください。自転車の運転と同じようなもので、今まで出来なかったのにある日急にできるようになります。


 ちなみに、私自身はストII時代('91)から対戦格闘をやってますが、昇竜拳(623コマンド)をアーケードでまともに出せるようになったのはストIIX('94年)からです。それまで昇竜コマンドの技を持つキャラを使ってなかったのもあるでしょうが。
 それまでは「普通には出せるけど相手が跳んでくると出せない」「ジャンプしてからなら出せるけどジャンプ攻撃を当てると出せない」「キャンセル(次回で解説)なら出せるけど普通には出せない」なんてことが何度もありました。
 はっきり言って普通はそんなもんです。練習してればそのうちひょいと出せるようになりますから、気長にやりましょう。



 さて、次回こそ「キャンセル」、そしてそれを使った連続技など。 空中連続技まであと一歩です。

2000.02.16

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