7.初心者講座卒業式
さあ、初心者講座もこれで最終回。ここまで読んでくれた人がエリアル(空中連続技)を決められるようになっていることを願いつつ、今まで書いたことの補足、そしてちょっとしたテクニックや用語解説などをしていきます。
補足事項
初心者講座第6回、「空中連続技」で、2段ジャンプを加えた連続技がありましたが、2回目のジャンプの際、相手の位置が自分より低いと、2回目のジャンプ後の攻撃が相手に当たらないことがあります。
それを防ぐためには、相手を高く浮かせておけば良いわけです。どうすれば高く浮かせられるかというと、相手に攻撃をたくさん当てるだけです。綾香を例にするなら空中チェーンの順番を…
ジャンプ(中→大→小攻撃連打)→キャンセルジャンプ→再度ジャンプ攻撃
とすれば、小攻撃連打で相手を高く浮かせられます。相手が自キャラと同じ位の高さになったら、2段目のジャンプをしましょう。
受け身
本当に重要なのでこちらでも解説しますが、詳しいことはシステムのほうに書いてありますので、ここでは受け身を意識したほうがいいポイントに関して解説します。
何より最初に覚えるべきなのは、しゃがみ大攻撃を食らったときの受け身です。これができないと、しゃがみ大で転ばされてダウンしたところからあっさりとエリアルを食らってしまいます。無駄なダメージを防ぐために、最低でもこれくらいはできるようになりましょう。
次は叩きつけ属性のある技に対してです。あかりのケミカルインパクト、葵のEX連続蹴りなどです。これらを食らってしまった場合は、見てから反応できますから、確実に受け身をとりましょう。単発の攻撃(あかりのダッシュ大、葵のダッシュ中など)は少し難しいですが、これも食らってから吹っ飛ばされたのを見て反応できるようになりましょう。
少し難しい状況としては、自分が壁際にいるときがあります。壁際で壁への叩きつけを食らってしまうと、壁との距離が近いため受け身を取りにくくなります。壁が近い状況では、自分の動きがおろそかにならない程度に受け身を意識しましょう。
大小チェーン
チェーンコンボ。タイミング良くボタンを押すことにより、通常技が繋がるシステムですが、これは連続技のためだけにあるわけではありません。綾香のしゃがみ大や、レミィの立ち大など、大攻撃を牽制に出すときには、大攻撃→小攻撃とチェーンを行うと、普通に大攻撃を出すよりも隙を小さくすることができるはずです。これを通称、「大小チェーン」と呼びます。
これを利用することで、普通に大攻撃しか出さないときよりも相手に攻め込みやすくなります。
なお、この大小チェーン、最初の大攻撃を相手に当てるかガードさせるかしないと、次の小攻撃を出すことができません。間合いを間違えると相手に隙をさらすことになります。最初の大攻撃をはずさないようにしましょう。
中段攻撃
初心者講座第2回で、ガードについて話したことを覚えているでしょうか。
地上ではしゃがみガード。ただし、一部に例外がある…と書いてありますが、その一部である、しゃがみガードできない攻撃のことを、俗に「中段攻撃」と言います。厳密にはジャンプ攻撃もこれに含まれますが、一般的には地上技でしゃがみガードできないものを指します。
これを使うことで、しゃがみガードばかりしている相手を攻撃することができるわけです。
中段攻撃を使われたときの対処法としては、相手の中段を覚えてしまうのが一番です。出が速いものはあまりないので(例外あり)、技を見てから反応してガード、もしくは反撃しましょう。
各キャラの中段攻撃は、別に表になってますので、こちらを参考にしてください。
ヒット確認
読んで字の如し。ヒット、つまり技が当たっているかどうかを確認することです。
これが何なのかというと、連続技の際に重要なことで、例えば志保で、
しゃがみ小→立ち大→前大→真・決裂拳
という連続技を出すとして、相手に当たっていればいいのですが、ガードされていたら真・決裂拳の後に反撃を受けてしまいます。
そこで、連続技が相手に当たっているかどうかを確認しつつ、最後に出す技を変えていくのです。
上の連続技なら、ヒットしていたらそのまま出してしまえばいいですし、ガードされていたら前大→キャンセルジャンプでさらに攻めていけば良いわけです。
少々蛇足になりますが、一部のキャラはしゃがんだ相手に対してしゃがみ大を当てても、ダウンを奪うことができません。そういうときにはエリアルではなく、地上連続技を決めていくのが良いでしょう。
これも慣れてきたら、相手の状態を見てエリアルか地上連続技のどちらへ行くか、判断してみましょう。
めくり
相手が自分を跳び越すようにジャンプしつつ攻撃を出されると、レバーを反対方向(つまり相手が跳んできた方向)に入れないとガードできない…、そういう攻撃を「めくり」と言います。
中段攻撃が立ち・しゃがみと、上下にガードを揺さぶるのに対し、めくりはガードを左右に揺さぶることができます。
例えば、志保が百合折り(ジャンプ中レバー後ろ+中攻撃)をこんな感じで出してきたら、
レバーを前(この場合は左)に入れないとガードできません。
対処法は中段攻撃と同様に、どの攻撃がめくりになるか覚えてしまうのがまずは重要です。ただ、めくりは相手を跳び越すようにジャンプしないといけないので、これを狙える間合い(相手との距離)は限られます。それを理解しておけば、そうそうめくりを狙われることはなくなるはず。相手がめくりを狙える間合いでは注意しましょう。
…ざっとこんなものでしょうか。ほかに覚えておいたほうがいいこととして、空中復帰がありますが('99のみ)、これはシステムのほうを参照してください。
これだけのことを覚えておけば、中級者クラスの人とも渡り合えるでしょう。
それでは、これにて初心者講座終了。あとは各々、精進し続けてください。
2000.05.08
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