東方妖々夢(ノーマル)攻略 その4.5
プリズムリバー三姉妹
03/09/21 アップ
03/10/06 追記
※画像にカーソルを合わせるとコメントが表示されるので、そちらも参考にしてください。
●ボス プリズムリバー三姉妹
(騒霊ヴァイオリスト ルナサ、騒霊トランペッター メルラン、騒霊キーボーディスト リリカ)
(♪幽霊楽団 〜 Phantom Ensemble)
桜花結界の目前での戦闘となる。恐らく『春』は結界の先にあり、それを突破するにはこいつらを倒すことが必須となる。
さて、4面ボスであるプリズムリバー三姉妹は、基本的に普段は一人で戦いを挑んでくる。最初にどのキャラが出てくるかはこちらの使用キャラに応じて異なり、
霊夢→長女ルナサ(黒)
魔理沙→三女リリカ(赤)
咲夜→次女メルラン(白)
と、なっている。
三人はそれぞれ通常攻撃やスペルカードが異なるので、キャラによって全く違った対応が必要になる。また、特定のスペルカード使用時に限り三人が同時に出てくる。それを踏まえ、攻撃パターンに沿って三人の攻撃を順に解説していくことにする。
ちなみに前作のパチュリーのように、符(タイプ)によって攻撃が異なるということはない。
攻撃パターン
1. 通常攻撃a
2. 通常攻撃b
3. スペルカード 騒符「ファントムディニング」
4. 通常攻撃c
5. キャラ別スペルカード使用
6. スペルカード 合葬「プリズムコンチェルト」
7. スペルカード 大合葬「霊車コンチェルトグロッソ」
では解説に入る。
1. 通常攻撃a
まずは小手調べ。
●ルナサ
大弾を斜めに撃ち、軌道上に5Way弾を撃つ。その後、大弾の軌道上に紫の丸弾が発生、丸弾が横に動く。
説明だとわかりづらいので画像を見てもらうのが手っ取り早い。
→ →
基本的に、画面中央下部に位置して避けることになる。この位置だと大弾も5Wayも問題ないからだ。つまり、避ける必要が生じるのは紫弾だけなのだが、これについては自力で避けるしかない。と言ってもそこまで難しくもないので、積極的に撃ちにいこう。
なお、時間が経過すると攻撃が激しくなってくるので注意。
●メルラン
自キャラ狙いのくさび弾と、湾曲するレーザーの混合攻撃。
くさび弾は全く問題にならないが、湾曲レーザーに注意が必要。常にある程度自キャラを狙って飛んでくるのだが、この『ある程度』が厄介で、何気なく避けようとするとひっかかることが多い。よって画面下のほうで、中央〜右端(左端でも可)を行き来しつつ避けよう。そのとき、弾速の遅いくさび弾が画面に残るが、これは普通に避けられるだろう。もし問題があるなら、くさび弾が残ってないほうの端に逃げればいい。
また、攻撃は多少大きめに動くことを意識して避けるといい。メルランの通常攻撃aは攻撃と攻撃の間隔が広いので、大きく動いても追い詰められることがあまりないのだ。むしろ大きく動くことで切り返しのスペースを作ることのほうが重要と言える。もっとも、高速移動で動かねばならないほどでもないので、焦らないように。
ちなみにくさび弾は、2回撃つとき(1Way→3Way)と5回撃つとき(1Way→2Way×2→3Way×2)が交互にくる。また、レーザーは飛んでくる途中で赤弾を全方位に撃つが、これは見て避けることになる。
→ →
●リリカ
くさび弾乱射。一見かなり厳しそうだが、実は自キャラ狙いの攻撃なので、リリカが撃った弾の角度が変わりきった瞬間に少しだけ動けば当たらない。
ただし、位置合わせが少しシビアな上、動くタイミングを間違えてしまうとどうにもならないので、見て避ける覚悟もある程度はしておいたほうがいい。慣れれば全く問題のない攻撃になるのだが……。
→ →
ただ、上の画像だと一応初回の攻撃は避けられるが、動くタイミングが遅い(次の攻撃が始まっている)ので、これはむしろ失敗例と言える。あくまで、弾を引き付けて避けるのではなく、全ての弾の角度が変わった直後に動くこと。
この攻撃ではリリカはあまり動かないので、魔理沙の攻撃力できちんと撃ち込めば、2回目の攻撃が来るか来ないかで倒せるだろう。
(03/10/06 追記)
上記ではパターンで避けられるように書いたが、実際にはどうも見切って避ける以外に手がない模様。一応、しっかり撃ち込めば避けるのは1ループだけで済むが……。ランクによってはかなり難しい攻撃になるので、ボムの使用を考えてもいいだろう。
なお、ノーボムで抜けたい場合は、画面一番下ではなく多少上に出て避けたほうがいい。下のほうにいると、最初に撃つ紫の弾と次に撃つ赤い弾が同時に来るので、非常に避けづらいのだ。
2. 通常攻撃b
続けて2ゲージ目。この攻撃は通常攻撃aのすぐ後にくるので、アイテム回収をする場合は急いでやっておくこと。
●ルナサ
針弾による攻撃。円を描くように針弾を撃ち、それを異なる弾速で撃ち出してくる。順序は、青弾→赤弾→紫弾→青弾+赤弾(→最初に戻る)となっている。最後の青弾+赤弾が少し厳しい。
→ →
ただ、青弾+赤弾がやや厳しいのは事実だが、隙間の広さそのものは紫弾のときと大差ないため、ボムを使わねばならないほど厳しいわけでもない。きちんと自キャラの周囲を見て避けるようにしよう。
●メルラン
赤弾とレーザーによる攻撃。レーザーは放射状に自キャラを狙って放たれ、それに付随するように赤弾が飛んでくる。
レーザーを引き付け、それに付随してくる赤弾ごと避けていくのが基本なのだが、赤弾の中に極端に弾速が遅いものが混じっており、これがネック。普通に避ける分にはそんなに難しくないが、画面に長く残るため切り返しの際に少し邪魔になる。
→
そこで切り返しのタイミングを計ることが重要になってくる。ではいつ切り返すかだが、メルランの攻撃は、反時計回り→時計回り→時計・反時計・時計回り、と5回の攻撃で1ループとなっている。よって、5回目の攻撃で切り返しを行うのが一番いいだろう。
ただ、開始直後に画面中央にいると、5回目の攻撃が来る頃には端に追い込まれ、少し避けにくくなってしまう。そこで、攻撃が始まる前に少しだけ端のほうにずれておき、そこから画面の広いほうに向かって避けていくといいだろう。幸い、咲夜は無理にボス正面に行かずとも低速ショットを当てることができる(Aなら確実。Bでもやり方次第で可能)ので、戦いが長引くこともあまりないはず。
●リリカ
扇状に広がる赤と青のくさび弾による攻撃。くさび弾はすべて自キャラ狙いで放たれているので、小さな動きで避ければ良い。なお赤弾を避けていると青弾が飛んでくるが、そうなった場合は青弾に意識を向けよう。
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またこの攻撃で撃つ弾の順は、赤・青→赤青→(赤×3青)×2、となっているのだが、パターンの最後の(赤×3青)×2は少し面倒。この攻撃がきたら引き付けてから少しだけ大きめに横に動き、青弾の『自キャラのすぐ隣の、そのまた隣の隙間』に逃げ込もう。
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上の写真を見てわかるように、赤弾は5Wayなのだが、意外と弾と弾の隙間は広い。そこに気付けばそんなに怖い攻撃ではないだろう。
3. スペルカード 騒符「ファントムディニング」
三人同時攻撃のスペルカード。このスペルカードに限らず三人で同時に攻撃するときは、三人の誰に撃ちこんでも同様にダメージを与えることが出来る。よって、複数のキャラを巻き込むようにボムを使うととんでもないダメージを与えることができる(マスタースパーク、二重結界など)。最終手段として憶えておくといい。
攻撃方法は、三人がそれぞれ音符を出し、それが弾になって襲ってくる。中央のキャラが放つ音符は放射状に広がる丸弾、左右のキャラが放つ音符は自キャラ狙いのくさび弾となる。ちなみに音符には判定があるので当たらないように。
基本に忠実に、くさび弾を引き付けつつ、左右に少しずつ動いて避ければいい。画面の端のほうから、広いほうに向かって動き始めればなおいい。途中、丸弾とくさび弾が同時にくることがあるが、そのときは横への動きを少し大きくして、2種類の弾の避けるタイミングをずらしてやればいい。または自分から前に出て丸弾を先に抜け、それからまた横に動いてくさび弾をかわせばいい。
→ →
また、中央のキャラが放つ音符は、赤→緑→青→黄色(→最初に戻る)と、色が変わるのだが、黄色→赤のところで少し間が開く。よって、黄色の音符が見えたら大きく横に動くと、くさび弾と丸弾が重ならないため楽に切り返しができる。音符が弾に変わるタイミングで動くとちょうどいいと思う。
とは言ってもそこまで難しい攻撃でもないので、普通に大きく動いて切り返しの連続で避けてもいい。
このスペルカード時、誰に一番多くダメージを与えたかで次に残るキャラが決まる。
4. 通常攻撃c
先程の「ファントムディニング」で最も多くダメージを与えたキャラが残り、3回目の通常攻撃が始まる。これはどのキャラも通常攻撃bの上位版といった攻撃内容である。また、この攻撃も通常攻撃bと同様にすぐ始まるので、アイテム回収は早めにやっておくこと。
●ルナサ
基本的な攻撃は通常攻撃bと同じだが、弾の量が多い。
→ →
ルナサが弾を撃った位置からやや斜め下、具体的にはルナサの真下から2〜3キャラ分くらい横にずれた位置が弾の密度が薄い。よって、正面で撃ち込みつつ、弾が迫ってきたらその辺りに逃げ込むのが方針となる。
ただ、それでも見て避ける傾向の強い攻撃ではある。画面を広く見て、弾の密度が薄い場所を常に探すこと。難しいならボムを使ってもいいだろう。
●メルラン
赤青のレーザー、そして同色の丸弾による連続攻撃。感覚的には通常攻撃bと全く変わらないため、比較的楽。レーザーをひきつけ気味に動かないと追い詰められやすいことに注意。
→
逃げ込めるスペースがやや小さくなってはいるが、通常攻撃bを突破できたなら問題ないはず。やや撃ち込みづらく戦いが長引きがちだが、気長に戦おう。
●リリカ
こちらも通常攻撃bの強化版……というより、ほとんど変わらない。弾の撃ち方が多少違う程度なのだが、それによって弾が見切りやすく、下手をすると楽になっている。攻撃パターンは、赤→青→赤青→赤赤赤青、となっており、避け方についても全く同一でOK。ただ、赤弾と青弾が同時攻撃になりやすいことに注意しておこう。
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また、最後の赤赤赤青のところは赤弾が重なって軌道を読み違えやすいことにも注意。最初の赤弾を引き付けて避けたら、そのまま青弾の『自キャラのすぐ隣の、そのまた隣の隙間』に逃げるのがいいだろう。
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5. キャラ別スペルカード使用
残ったキャラがそのまま、単独でスペルカードを使用してくる。4ボス戦の正念場のひとつ。
●ルナサ 弦奏「グァルネリ・デル・ジェス」
全方位に音符を発生させ、それが弾になって向かってくる。赤音符は3Wayくさび弾、青音符は7方向丸弾。
→ →
まず、ルナサが発生させる音符は「ファントムディニング」のそれと違い、赤青ともに判定がなく、また重なっていると弾に変化しないことを憶えておこう。
その上でどう避けるかだが、まず画面の下のほうに位置する。そして赤音符が配置されたら少しだけ上に出よう。赤音符がくさび弾に変化したら少し下に逃げれば、横からくるくさび弾を上方向に誘導できるため簡単に避けられる。青音符は普通に見て避けよう。
また、自キャラの側に発生した音符には積極的に重なりに行くこと。ただしあんまり無理に音符に重なろうとすると戦いが長引きやすくなるので、どの程度重なりに行くかは適宜判断すること。
正攻法しか対処のしようがない攻撃ではあるが、積極的に撃ち込めばそんなに問題なく勝てるだろう。逆に長引くと画面中弾だらけになるので、画面の下にいつつも速攻を意識しよう。
●メルラン 管霊「ヒノファンタズム」
湾曲レーザーが画面を横切る攻撃なのだが、このレーザーがくさび弾を大量にバラ撒いてくる。湾曲レーザーは4回の攻撃で1ループとなるのだが、3回目と4回目の攻撃は下のほうに飛んでくるため非常に厄介。レーザーの動きは、
A. 画面上部左から右へ5発
B. 画面右中央から左斜め上へ5発
C. 画面左上部から左下隅へ2発、下部右側へ3発
D. 画面右上部から下部左側へ3発、右下隅へ2発
となっている。
一応、ある程度避け方の方針は存在する。詳しくは写真とコメント参照。なお、解説と写真が合ってないように見えるかも知れないが、あくまで『レーザーが撃った弾の避け方』を書いているので間違ってはいないことを御了承願う。レーザーの軌道を思い描きながら見て欲しい。
→ → →左下へ
→
ただ、いくら方針があるとは言ってもあくまで『ある程度』であり、8割以上は気合で避けることになる。しかも小さい隙間に飛び込む度胸がないとあっという間に追い詰められる。要するにかなりキツい攻撃ということだ。純粋に気合で避けていっても案外なんとかなったりするが、安定したいならボムを使おう。
もっとも、このときのメルランは耐久力が低いようなので、攻撃力の高い霊夢Bや魔理沙Aならばほとんど攻撃させずに勝つことも可能ではあるが……。
●リリカ 冥鍵「ファッツィオーリ冥奏」
メルランと同様に厳しい攻撃。通常攻撃aを強化したような攻撃で、くさび弾がうねり、その後飛んでくるのだが、何しろ数が多い。
またリリカの攻撃の中では珍しく自キャラを狙っていないタイプのものであるため、見切って避けるしかない。私的にはリリカの正面の真下に位置して、縦の動きだけで避けていくのがいいと思う。人によっては横の動きのほうがやりやすいかも知れない。とにかく、長引くと非常にミス率が上がるので、なるべく撃ちこむことを意識して、縦、もしくは横の動きだけで避けよう。斜めに動くとほぼミスするのでやらないように。
キャラにもよるが、きちんと撃ち込めば2〜3ループほどで倒せるはず。
6. スペルカード 合葬「プリズムコンチェルト」
三人がそれぞれ三角形の頂点に陣取り、ルナサが撃つ針弾を残る二人がレーザーで屈折させる。
普通に戦うとやや面倒なスペルカードだが、実は左右にいる二人のどちらかの下が非常に安全。その位置だとほとんど弾が飛んでこないのだ。
→ →
その位置にいれば、ちょうど自キャラ周辺に斜めに飛んでくる弾が屈折して真下に向かうので、ほぼ安全地帯と言ってもいい状態になる。一応ボスも青弾を撃つのだが、これも斜め下に向かって撃たれるため、真下にいる分には全く当たらない。撃ちこむ上でも非常に効率が良く、少しも恐くない攻撃である。
ただ、レーザーの発生・消滅のタイミングを見誤ると弾の軌道を読み違えやすいことと、二つ目、三つ目の攻撃パターンになるにつれ画面の下のほうにいると追い詰められやすくなることに注意。一番下ではなく、やや上に出て避けるようにするといいだろう。その際、メルランとリリカの振り回すレーザーに当たらないように。
7. スペルカード 大合葬「霊車コンチェルトグロッソ」
三人がトライアングル状にレーザーを張り、三角の中心から発射される弾を屈折させてくる。
最初は三人の中心点から、螺旋状に針弾を撃ちだして来る。これは全然どうってことない攻撃なのだが、後に撃つ弾ほど弾速が上がるため、三人がレーザーを張る直前になると『道』が塞がれる。これを避けるために、レーザーが張られるタイミングに合わせ、ある程度前に出て避けること。
→
後は三人が回転しつつ、螺旋状弾による攻撃が続くのだが、これは画面の一番下から少し上に出た位置で、端近く〜画面中央あたりを左右に動いて避けるのが楽。その辺りは比較的スペースが広いので、まとまった弾を塊とみなし、それごと避けていけばいい。
また、この攻撃は3人が円を描いて動くため、画面中央で撃ち込もうとするとダメージ効率が悪い。撃ち込むときはできるだけ端のほうにより、縦に動くところを狙い撃っていこう。
幸い、この攻撃はあまり耐久力が高くないため、そんなに長引くことはないと思う。
総括として、ルナサは正攻法しかないがその分難易度は低く、メルランは異様な攻撃を多く持ち見切りづらい。そしてリリカは避け方さえわかればどうってことないが、一部の攻撃は異常にキツいという傾向がある。楽だと思われるのは、
通常攻撃a → ルナサ
通常攻撃b → ルナサ・リリカ
通常攻撃c → メルラン・リリカ
単独スペルカード → ルナサ
といったところか。総じて一番楽なのはルナサだと思われる(特に単独スペルカードはズバ抜けて楽)ので、ファントムディニングではルナサに集中攻撃を仕掛けるようにしよう。通常攻撃cはボムで抜ける。無論、他の攻撃のほうが得意だというならそれでもいい。
また、三人同時攻撃のスペルカードは全体的に難易度が低い。単独攻撃のほうが余程キツいので、ヘンに恐れたりしないように。